フリップカートがグロサリー・チェーン「Namdhari’s Fresh」買収か

昨年、米小売チェーン「ウォルマート」の傘下に入ったインドのEコマース最大手「Flipkart(フリップカート)」がO2O(消費者をオンラインからオフラインへ誘導するための施策)戦略を加速させている。

インドのテレビチャンネル「CNBC TV18」の報道(2019年5月1日)によると、「Flipkart」がグロサリー・デリバリー&スーパー「Namdhari’s Fresh」の買収に動いているという。

「Namdhari’s Fresh」では、自社ブランドで150品目近い青果物を取り扱う

「Namdhari Seeds」(本社:バンガロール)が2000年に運営を開始した「Namdhari’s Fresh」は、ウェブサイトおよびアプリ、バンガロールにある30軒以上のスーパーを通じて、自社生産の新鮮な青果物を中心とする食料品、日用品等を販売&配送している。また、欧州や豪州、中東向けに青果物の輸出も行っている。

「ウォルマート」と「Flipkart」が同社の買収に動いた背景には、「Namdhari’s Fresh」が有する強力な農業サプライチェーンを獲得することで、インドにおけるオフラインでのリーチ、フードデリバリー事業の強化を図る狙いがあるようだ。

「Flipkart」は食料品を取り扱う同様のオンライン・グロサリー・プラットフォーム「Supermart」をローンチしているが、今のところ生鮮食品は取り扱っていない。仮に「Namdhari’s Fresh」を買収できれば、同社の生鮮食品事業が大きく前進することは明らかで、いまだインドで「Amazonフレッシュ」を展開できていない最大のライバルを1歩リードすることになるだろう。

なお、インドにおける生鮮食品のオンライン取引プラットフォームとしては「BigBasket」(本社:バンガロール)と「Grofers」(本社:グルガオン)が有名だ。「BigBasket」は今年3月、中国の「アリババ」等から総額約170億円の資金を調達し、ユニコーン入りを果たした。「Grofers」には日本のソフトバンク等が投資している。

written by 編集部

関連リンク
https://inc42.com/buzz/flipkart-bengaluru-grocery-chain-namdhari-fresh/

バンガロール視察ツアーはこちら
バンガロール視察ツアー