ヘルスケアプラットホーム「cure.fit」、傘下の「eat.fit」に500万ドル投資

ヘルスケアとフィットネスのスタートアップ「cure.fit」が500万ドル(約5億6000万円)を投資し、傘下の「eat.fit」(健康食品デリバリープラットホーム)の下でスナック、飲料、スパフード、サプリメント、そして代替食品のカテゴリで新たに10ブランドを立ち上げ、インキュベートしてゆくことが明らかになった。

消息筋の話によれば、「cure.fit」は近々、米VC大手の「Accel」と印VCの「Chiratae Ventures」(旧IDG Ventures India)から7500万ドル(約83億円)の資金を調達する可能性があるという。本件がまとまれば、同社の評価額は5億ドル(約559億円)に達する見込みで、さらに今年後半には1億2500万ドルから1億5000万ドルの資金調達の可能性も報じられている。

「cure.fit」は2016年5月にバンガロールで創業。創業者は元「Flipkart」のMukesh Bansal氏とAnkit Nagori氏で、Mukesh Bansal氏はファッション系EC「Myntra」の創業者でもある。同氏は「Myntra」を「Flipkart」に売却後、「Flipkart」の幹部として活躍していた。

「cure.fit」は「eat.fit」のほか、「cult.fit」(フィットネスチェーン)、「care.fit」(ヘルスケアクリニック)、「mind.fit」(ヨガやメンタルウェルネス)の4ブランドを傘下に持ち、アプリを介して様々なヘルスケアサービスをワンストップで提供している。Ankit Nagori氏によれば、「cure.fit」のユーザーの内3割は同社の2つ以上のサービスを併用しているという。

「eat.fit」には1日約3万5000件の注文があり、現在はパッケージ食品および飲料が収益の10〜15%を占める。Ankit Nagori氏によれば、健康食品産業では新ブランドの陳列スペースの確保が積年の課題となっており、「eat.fit」は今回の投資で新ブランドの流通ネットワークおよび顧客基盤の拡大、消費者インサイトやブランディング、研究開発能力等を強化してゆく計画だ。

現在までに1億7000万ドル(約190億円)の資金を調達し、急成長を遂げた「cure.fit」だが、今後はインド10大都市におけるサービスのさらなる定着を図りつつ、海外進出、アパレル、ヘルスクリニック等でも積極的に事業を拡大してゆく方針。今年後半の資金調達の結果によっては大きな飛躍が期待できそうだ。

written by  Makoto N

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https://tech.economictimes.indiatimes.com/news/internet/curefit-to-launch-5m-incubator-for-new-food-brands/68841756

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