フードテック「Swiggy」がバイクタクシーサービス開始へ、収入源の多角化で配達員も喜ぶ?

フードテック・ユニコーンの「Swiggy」は電動スクーターレンタル/バイクタクシー・サービス企業の「Bounce」とバイクタクシー・サービスで提携、インド中部インドール(マディヤ・プラデーシュ州)、西部アフマダーバード(グジャラート州)の2都市で試験運用していることが明らかになった。 

今回の提携には「Swiggy」から「Bounce」への出資も含まれている。

2014年にバンガロールで創業した「Bounce」は、現在までに約1億ドル(約106憶円)を調達。同社のスクーターはヘルメット付きで、アプリでロックを解除する手軽さからバンガロール市民の間で通勤・通学の足として人気を集めている。

同様のバイクタクシー・サービスを提供している競合としては、米国初の「Uber」、バンガロール拠点の「Dunzo」「Rapido」「Vogo」等が挙げられる。

今回の提携で「Swiggy」の配達員はフードデリバリーが忙しくない時に「Bounce」のプラットフォームを活用してバイクタクシー・サービスを提供でき、配達員は収入を得ることができる。「Bounce」側のメリットとしては、「Swiggy」から資金提供を受けることで、様々な試験運用を低コストで試せる。

フードデリバリー・サービスという枠組みを超えた「Swiggy」の挑戦は、インドネシアの「GoJek」や中国の「美団点評(Meituan-Dianping)」が採り入れているE2Eロジスティクスに基づいた包括的なモビリティ戦略を参考にしているものと考えられている。

一方で「Swiggy」やそのライバルである「Zomato」のようなフードデリバリー・サービス企業は、配達員への報酬無しにはビジネスモデルが成り立たない。今回の「Bounce」との提携により、「Swiggy」は配達員に収入を増やせる機会を提供することで、彼らの「Swiggy」への信頼感を高め、盤石なサプライチェーンを維持することにもつながる。

ちなみに、インドール、アフマダーバードで試験運用している理由は、この2都市ではバイクタクシーの市場規模が比較的小さく、競争が過熱しておらず、試験運用には適しているからだ。また、バイクタクシーに対する州の規制が比較的緩いことも関係している。インドではバイクタクシーの認可・規制は州に権限が与えられているため、禁止している州もある。

「Swiggy」は今回の試験運用結果も踏まえながら、バンガロールおよびグルガオンでのバイクタクシー・サービスをスタートさせる計画だ。包括的なサービス・プロバイダーを目指す「Swiggy」の次なる一手が成功するか注目される。

written by Makoto N

関連リンク
バンガロール発のバイクタクシー企業「Rapido」

https://tech.economictimes.indiatimes.com/news/internet/swiggy-hitches-a-ride-with-bounce-for-bike-taxi-pilot/70594347

“インドのシリコンバレー”たる所以を体感
バンガロール視察ツアー毎月開催中!

バンガロール視察ツアー