インドの人気フードデリバリー「Swiggy」が1100億円を調達

2018年12月20日、オンラインフードデリバリーサービスのスタートアップ「Swiggy」は、10億ドル(約1100億円)を調達したことを発表した。本案件は南アフリカのメディア企業「ナスパーズ(Naspers)」が主導し、ナスパーズが筆頭株主となっている中国の「テンセント」も出資した。

「Swiggy」は2014年、フードデリバリーのプラットフォームとしてバンガロールで立ち上げられた。最初はバンガロールのコラマンガラ地区のレストランと契約して事業を開始。2015年には初めての資金調達に成功。アプリをローンチしたことで、サービスは瞬く間にインド全土に広まっていった。

10億ドルという調達額は、インドのフードテクノロジー関連スタートアップの中では最大規模となる。今回の調達により、「Swiggy」の評価額は33億ドル(3630億円)に達し、インドでは「Paytm」「Oyo」「Ola」「Byju’s」に次ぐスタートアップとなった。

今年6月に2億1000万ドル(約231億円)の投資を受けてユニコーン企業の仲間入りを果たした「Swiggy」だが、2月の時点では7億ドル(約770億円)程度であったため、今年1年で同社の評価額は5倍に上昇したことがわかる。

今回の調達資金は、AIと機械学習を使用した超地域密着型な取り組みおよびオンデマンドフードデリバリーサービス強化のために投下される。これにより、既存技術が強化され、配達スピードの向上も期待できる。

同社の競合は、今年4億1000万ドル(約451億円)を調達した「Zomato」「UberEats」「Ola」等。「Ola」はすでに「Foodpanda」を買収している。

同社の共同創業者兼CEOであるSriharsha Majety氏は次のように話している。「オンラインフードデリバリーのスタートアップは、今後数ヵ月に渡って新しい事業を試していくことになるだろう。我々は消費者の生活を注意深く観察してきた。そして、食品分野以外でも、より多くの問題を解決するための能力があると信じている。我々が小さな領域を新しい領域に広げ始めていることが分かるだろう」。

地元メディアは12月18日、「Swiggy」が医薬品配達への参入を検討中であることを報じた。今後、同社がどのような分野に進出していくのか、業界の関心が集まっている。

written by  磯巧磨

関連リンク
https://trak.in/tags/business/2018/12/20/swiggy-raises-1-billion-biggest-funding-in-food-tech-till-now-bets-big-on-ai-driven-food-delivery/
https://www.moneycontrol.com/news/business/swiggy-raises-1-bn-funding-led-by-naspers-3311731.html

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