「Facebook」がソーシャルコマース・スタートアップ「Meesho」に出資、インド人女性の“起業”支援を評価

2019年6月13日、バンガロールに本拠を置くソーシャルコマース・スタートアップ「Meesho」が、「Facebook」から出資を受けたことが明らかになった。「Meesho」の共同創業者兼CEOのVidit Aatrey氏によると、今回調達した資金(金額非公表)はリセラーであるユーザー向けのサービス拡充(顧客基盤の強化等)に用いられるという。

「Meesho」は「WhatsApp」や「Facebook」、「Instagram」等を活用し、ユーザーが自身のソーシャルチャンネル内で商品を宣伝・販売するプラットフォームで、2015年にインド工科大学(IIT)の卒業生であるVidit Aatrey氏とSanjeev Barnwal氏によって設立された。昨年には、インドのスタートアップメディアによる「インドでもっとも革新的なスタートアップ」へのリストインも果たした。

「Meesho」の功績は、インド全土の再販業者や中小企業、マイクロ起業家がソーシャルメディアを通じてより多くの潜在顧客とつながることを実現したことで、現在は1万5000以上のサプライヤー、200万超のリセラーを抱えているという。

「Facebook India」のマネージング・ディレクターを務めるAjit Mohan氏はビジネスメディア「CNBC-TV18」のインタビューで「『Meesho』は特定の面で競合よりも優れた点を有している」とし、「Meesho」の2人の創業者が最初からビジネス構築における正しいフレームワークを持っていたことをあげ、「多くの情熱と問題解決能力、テストと学習のアプローチをもたらした」と評している。

また、「Meesho」がTier 2およびTier 3の都市で大きな影響力を有している点、インド人女性が自身のオンラインストアを立ち上げるという“起業”機会を拡大した点も出資を決めた理由であるようだ。

現在、「Meesho」ユーザーの職業は学生も含めて様々だが、80%は女性であり、多くの女性に“起業”のきっかけを与えているのは確かだ。Ajit Mohan氏は、今回の出資はあくまで「Meesho」の影響力を見据えたものであり、単なる取引ではないことを強調しており、アントレプレナーシップ養成等の面で今後「Facebook」は「Meesho」をバックアップしていく方針だ。

なお、「Meesho」は昨年11月にシリーズCで「セコイア・インディア」「Shunwei Capital」(中国)等から5000万ドル(約54億円)の資金を調達。これまでに調達した資金の合計は6520万ドル(約70億円)に達している。

written by 編集部

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