マイクロデリバリー「Milkbasket」が11億円の資金調達に成功

牛乳等の配達事業を展開する「Milkbasket」が1050万ドル(約11億円)の資金調達に成功したことが明らかになった。「ユニリーバ・ベンチャーズ」がリードVCとなり、インドVC「Mayfield India」「Kalaari Capital」「Blume Ventures」等も参加した。

「Milkbasket」は今年4月にEC大手「Flipkart」の前共同創設者であるSachin Bansal氏が立ち上げた投資会社「BAC Acquisitions」からRs 20 crore(約3億円)をベンチャー・デットで調達。今回の資金調達により、同社の調達額は2600万ドル(約28億円)に達した。

今回獲得した資金を元手に、「Milkbasket」は新たな雇用と他都市への事業拡大、顧客中心主義の技術革新を図るとしている。

2015年にグルガオンで創業した「Milkbasket」(※)は、他のハイパーローカル・デリバリーが複数のデリバリースロットを持つのに対して、牛乳や食品等を中心とした配達に絞り、サプライチェーンをスリム化、コストの効率化を図ってきた。

※創業者はAnant Goel氏、Ashish Goel氏、 Anurag Jain氏、Yatish Talvadia氏

「Milkbasket」では生鮮品も取り扱う

「Milkbasket」のようなマイクロ・デリバリースタートアップは、投資額が比較的少ないにもかかわらず、ユーザーのリピート率や定着率が高い傾向があり、インドや海外の投資家の目には魅力的な投資対象に映る。また、夜12時前までにアプリで注文すれば翌朝7時には生活必需品が配達されるという習慣型のサービスを提供している点が、多くの支持を集める理由となっている。

他の牛乳配達系のスタートアップ(※)と異なり、「Milkbasket」の収益の70%は今や牛乳以外の商品から成り立っている。商品のSKU(最小管理単位)数は8500点にも上り、「Amazon」や「Flipkart」「Swiggy Store」といった大手EC、地元の「キラナ」(零細商店)等と競合している。

※バンガロール拠点の「DailyNinja」「Doodhwala」等

現在「Milkbasket」は10万世帯にサービスを提供。グルガオン、ノイダ、バンガロール等4都市以上で事業を展開している。ユニット・エコノミクス(顧客1人から得られる利益)も急速に伸びている状況だ。

「Milkbasket」の2018年の収益はRs 35 crore (約5億円)と規模はまだまだ小さいが、既存事業を強化し、流通能力を向上させることで、2021年には10億ドル(約1085億円)の経常利益を見込んでいる。

written by Makoto N

関連リンク

https://tech.economictimes.indiatimes.com/news/startups/milkbasket-raises-10-5m-funding-led-by-unilever-ventures/69645067

https://inc42.com/buzz/grocery-startup-milkbasket-raises-funding-led-by-unilever/

 

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